自身と大切な人の暮らしを守る「防犯カメラ」
コンビニの防犯カメラが 犯罪の足取り確認に役立ったり、
ドライブレコーダーが トラブル解決に一役買ったり。
気づけば暮らしの中に「記録を残すカメラ」が増えてきていますね。
一般的に、どんな場面・どんな方が防犯カメラを活用しているのでしょうか。
愛知県名古屋市で防犯設備の販売・施行などを行っている 有限会社ユニクエスト 代表取締役 小久保卓也氏にお話を伺いました。
ココカラ:
暮らしの中に「防犯カメラ」が増えてきたように感じますが、
企業ではなく、一般の私たちがカメラを設置するのはどんな場面や、どんな方々ですか?
小久保氏:
そうですね。
防犯に限らず、【ご自身と大切な人の暮らしを守る】という視点でカメラ設置は広がっています。
例えば、「見守りカメラ」。
ペット、赤ちゃん、お子さん、高齢のご家族-そうした大切な存在のトラブルにいち早く気づくためにカメラを設置する方が増えています。
あとは、やはり多いのが「泥棒対策」。
早期対応や抑止力のために使われます。
ご近所トラブルに防犯カメラは有効か?
ココカラ:
このところ、ワイドショーなどで「防犯カメラが記録した近隣トラブル映像」がよく流れるようになりましたよね?
小久保氏:
確かに増えましたね。
「証拠に残す」という意味で設置されますが、その記録を提示しても
個人間トラブルに警察が介入し解決してくれることは残念ながらあまり期待できません。
こうした近隣トラブルは防犯カメラだけでは防ぎきれないのが実情です。
ただ、自己満足と言ってしまえばそれまでですが、カメラを設置することによって「何もしない不安」を少し緩和することにはつながるかと思います。
近隣トラブルは物損だけでなく、恐怖感や疲弊といった心のダメージが問題。
カメラや防犯機器設置による「物理的な守り」は私たちのような企業ができることですが、
私はそこにプラスして「地域コミュニティによるケア」や「心理的なフォロー」との連動できないか?と、考えています。
<取材協力>
有限会社 ユニクエスト http://uniqest.com/