住宅が余っている現状
人口減少が進むことにより、色々な課題が浮き彫りになっています。
「住宅が余っている」こともその一つではないでしょうか?
国土交通省によると「平成 25 年 10 月1日現在における我が国の総住宅数は 6063 万戸,総世帯数は 5245 万世帯とな っている」とのこと。
住宅の数が世帯数を上回っていますね。
使われていない住宅が増えることでの問題はいくつかあるでしょうが、
余ってしまった住宅の出口の一つが「解体」だと思います。
解体依頼はどこに申し込むの?
あなたが「相続した実家を使わないため解体する」ことになったとします。
さて、どんな行動をとりますか?
一宮市の解体業、株式会社 フィット 代表取締役 中崎昌宏氏にお話を伺いました。
ココカラ:
解体現場を見かけることが増えてきているように思いますが
中崎氏:
そうですね。 最近では相続に関する解体のお見積り依頼が増えてきました。
ココカラ:
依頼者の方は、直接解体業者さんにお問い合わせされるケースが多いのですか?
中崎氏:
あくまでも弊社に関してですが、近隣の方が仕事ぶりを見てお問い合わせくださるケースも増えていますが、お客様が直接お申込されるのは全体の数%、
お仕事の大半がご紹介によるものです。
業界全体としても、ホームページからの依頼というのはまだあまりない業種なのではと思います。
ココカラ:
紹介元はどんなところになりますか?
中崎氏:
ハウスメーカー、工務店、建築会社、不動産会社です。
解体は同じお客様が繰り返しご依頼いただくお仕事ではないので、もともと知っている工務店や不動産会社にまず相談され、
そこから解体業者へ依頼が入る・・・という流れが一般的ですね。
解体工事の流れ
中崎氏:
解体工事の大きな流れは、
■現地調査
■見積り
■契約
■工事
となります。
必要書類の届け出や廃材搬出・処理なども行います。
上記は一般的な流れだと思いますが更に弊社では、
■近隣調査を徹底的に行う
■挨拶回り後に着工
■完了後の挨拶も実施
しており、安心して頼みやすいよう心がけています。
解体は、音やホコリなどで嫌なイメージを持たれがちな作業です。
少しでも近隣の方のストレスを減らせるよう、また安心して日常を送っていただけるよう、挨拶回りやご近所の方へのお声がけを徹底しているのですが、
そうすることで「◯◯さんの家はもうすぐ壊すみたいよ」といったお話をいただくことも増えてきました。
ココカラ:
解体はある程度工期のかかる作業ですから、感じよい業者さんが作業をしてくれると依頼者も近隣の方も安心ですよね!
次回は費用について伺ってみようと思います。
<取材協力> 株式会社 フィット https://www.fit2111.com/